6月中~下旬に書けての海外渡航記後半。
ドイツ・ミュンヘンで開催されたCLEO Euroに参加、発表してきました。
"Demonstration of Ex-vivo Evaluation for Gastric Cancer Onset Using Laser-Induced Photoacoustic Vibration"
Katsuhiro Mikami, Tasuku Furube, Takuto Hatakeyama, Satoru Matsuda, Daisuke Nakashima
慶應義塾大学 医学部様との共同研究成果です。
CLEO Euroの正式名称は、Conference on Lasers and Electro-Optics/Europe – European Quantum Electronics Conferenceで、欧州物理学会(EPS)および米国光学会(Optica)、米国光工学会 (SPIE) が主催する、光科学・量子エレクトロニクス分野における国際的に権威ある会議です。
発表風景
実は、修士2年の秋吉くんも投稿していたのですが、残念ながら不採択。
参加は叶いませんでしたが、レベルの高さは感じてくれたと期待しています。
今回のCLEO Euro、実は現地に来るまでよく分かっていなかったのですが、
Lasers in Manufacturing (LiM 2025) や、European Conferences on Biomedical Optics (ECBO) といった国際会議が同時に開催されていて、World of Photonics Congress 2025 として本当に大きな会議で動いていました。
会場風景 (会議後のフリーレセプション)
展示会も、それはもう巨大で歩き疲れました。レーザー関係ばかりではなく、
今回はロボット技術の展示会も併設されていて、新鮮でした。
医療系の手術支援ロボット
かっこいい車系のロボとよくSNSでみかけるロボ
会議はとても勉強になりました。世界の最先端の動向がつかめるので、
自分の研究の立ち位置が分かりました。まだまだ頑張れそうです。
ちょっと、良い成果を目の当たりにして、気付けなかったアイデアを話していて、
悔しかったりもしましたが…。
レセプションに相当するカンファレンスディナーは本当に大きなレストラン。
レーベンブロイ (日本でもアサヒビールが販売) のお店です。
カンファレンスディナー会場
さすがドイツで、ビールとソーセージ、ザワークラフト、プレッツェルに溢れていました。
ラーツケラー (マリエン広場にある有名店) にて
ご一緒した先生のおすすめのビアホール
なんで海外で食べるフォーってこんなに美味しいの?
ミュンヘンは博士後期課程1年のときに、同じくCLEO Euroで発表したとき以来ですが、
結構、町並みの感じは覚えていました。
当時、初めての国際会議の口頭発表で理由もわからず緊張していました (笑)
ミュンヘンの町並み
ミュンヘンの鉄道
学生時代にも行ったのですが、ドイツ博物館に再度、行ってみました。
偶然かと思いますが、期間限定のレーザー展をやっていました。面白かった。
シングルモードファイバーへのアライメントというレーザー技術者ホイホイに
まんまと引っかかって集中してしまいました。
ドイツ博物館は想像以上に展示がアップデートされていて驚きました。
何回来ても楽しいです。
ドイツ博物館
先輩の先生が、以前、大きなくまのぬいぐるみが安くて買ったという話をしていました。
そして、それより一回り大きなぬいぐるみが売っていた。しかも安いと。
ちゃんと、買いました。
この状態で地下鉄に乗ってホテルに帰りました
いやー、注目をあつめたと思います (笑)
地下鉄に乗っていると、マダムに爆笑してもらえました。マイフレンズです。
でも、これで20ユーロ。日本でこの価格では買えない。
なお、ボストンバッグに丁寧に押し込まれて、お土産のお酒の緩衝材として活躍。
帰国後は娘が大喜びして抱き枕として、現在も活躍してます。
帰国も、イスタンブール経由で12時間のトランスファー。めっちゃ長い。
ターキッシュエアラインズのツアーでボスポラス海峡クルーズに参加しました。
アジアとヨーロッパ、そして黒海と地中海の間で景色を眺めていました。
クルーズ、船上からみた風景
コロナ禍以来、久しぶりの海外で、出発前は正直、とても億劫に感じることはありました。
でも、来てしまえば、やはり楽しい。もっと外に出て学ばないと行けないですね。
次は10月にPhotonics asiaで中国。来年度はどこで勉強しようか。
まだまだ、頑張っていきましょう。