前回の記事 ExOp2026に参加 の続きです。
2026年6月15~17日にかけてExOp2026が開催された翌日18日、山場がやってきました。
日・ルーマニア・フュージョン・エネルギー・プラットフォーム
今回の出張は、在ルーマニア日本国大使館にご招待をいただきました。
そして、主たる役割がこのイベントでの招待講演です。
フュージョンエネルギーは、最近、色々と話題になっている新しい発電方法で、
核融合という技術を使います。
「核」で発電というと、どうしても核分裂を使う原子力発電が連想されますが、
核融合は違う方式なので別物です。
簡単には、太陽で起こっていることと同じように水素と水素をくっつけて
ヘリウムにすることで、太陽のようにエネルギーを取り出そうという話です。
そのために、いろいろな方式が提案されていて、レーザーフュージョンは
その名の如く、レーザーでフュージョンエネルギーを実現する計画です。
今回のイベントは、日本とルーマニアの両国で事例を紹介するとともに、
民間企業も一緒になって盛り上げようというのが趣旨。
私も、“Enabling Laser Fusion: Industrial Contributions to Laser Systems, Optical Components, and Core Technologies” という、
和訳すると「レーザーフュージョンの実現:レーザーシステム、光学素子、コア技術における企業の貢献」となる、
とんでもなく大層なタイトルで喋ってきました。
会場のようす
会場はブカレスト工科大学で、日本で言うと東京科学大学 (旧・東京工業大学) です。
大使館主催イベントで招待講演の大役なんて、人生初めてだったので緊張しました。
さらに、私の発表前には、大阪大学レーザー科学研究所の兒玉所長が基調講演され、
なぜ私が日本代表として、兒玉先生と並んで喋るのか…と恐縮しきりです。
発表のようす
学生の皆さんへ。この発表のために、私は毎日2時間はホテルでブツブツ練習していました。
先生だって緊張するし、英語は苦手だし、練習しまくるのです。
1回1回の発表に全力を尽くすのです。
そして、発表以上に緊張したのが、開始前に行われたEuro Newsルーマニアのインタビュー。
聞いてないって!準備してないって!!って思いながら、しどろもどろ話しました…。

インタビュー風景
講演会のあとは、場所を大使公邸に移してレセプション。
最後にこの記事を借りて、在ルーマニア日本国大使館の谷口専門調査員、
ELI-NPの相川研究員の両氏に厚く御礼を申し上げます。
この大使館イベントの企画から実現、渡航準備に至るまで本当に色々と手配いただきました。
實野先生は、私が工業高校卒業後に他大学の夜間に通いながら阪大レーザー研で
勤労学生をしていた18歳のときからグループリーダーとして面倒を見ていただきました。
私の大学院時代も含め、ポスドクとして他機関に移るまで、11年間、同じグループでした。
また、2016~21年にELI-NPの所長を務めた田中先生は私の博士号の主査ですし、
講演会でご一緒した兒玉先生は副査。
もう (いい意味で) ルーマニアとは腐れ縁があるんだろうな…と思っていたら、
こんなところまでやってきてしまいました。
今回のイベントで大きく意識が変わりました。
いつか、振り返ったときにこれがターニングポイントと言えるようにしていきたいです。















































