2026年6月24日水曜日

日・ルーマニア・フュージョン・エネルギー・プラットフォームで招待講演

 前回の記事 ExOp2026に参加 の続きです。 

2026年6月15~17日にかけてExOp2026が開催された翌日18日、山場がやってきました。

日・ルーマニア・フュージョン・エネルギー・プラットフォーム

今回の出張は、在ルーマニア日本国大使館にご招待をいただきました。
そして、主たる役割がこのイベントでの招待講演です。

フュージョンエネルギーは、最近、色々と話題になっている新しい発電方法で、
核融合という技術を使います。
「核」で発電というと、どうしても核分裂を使う原子力発電が連想されますが、
核融合は違う方式なので別物です。

簡単には、太陽で起こっていることと同じように水素と水素をくっつけて
ヘリウムにすることで、太陽のようにエネルギーを取り出そうという話です。
そのために、いろいろな方式が提案されていて、レーザーフュージョンは
その名の如く、レーザーでフュージョンエネルギーを実現する計画です。

今回のイベントは、日本とルーマニアの両国で事例を紹介するとともに、
民間企業も一緒になって盛り上げようというのが趣旨。
私も、“Enabling Laser Fusion: Industrial Contributions to Laser Systems, Optical Components, and Core Technologies” という、
和訳すると「レーザーフュージョンの実現:レーザーシステム、光学素子、コア技術における企業の貢献」となる、
とんでもなく大層なタイトルで喋ってきました。

会場のようす

会場はブカレスト工科大学で、日本で言うと東京科学大学 (旧・東京工業大学) です。
大使館主催イベントで招待講演の大役なんて、人生初めてだったので緊張しました。
さらに、私の発表前には、大阪大学レーザー科学研究所の兒玉所長が基調講演され、
なぜ私が日本代表として、兒玉先生と並んで喋るのか…と恐縮しきりです。


発表のようす

学生の皆さんへ。この発表のために、私は毎日2時間はホテルでブツブツ練習していました。
先生だって緊張するし、英語は苦手だし、練習しまくるのです。
1回1回の発表に全力を尽くすのです。

そして、発表以上に緊張したのが、開始前に行われたEuro Newsルーマニアのインタビュー。
聞いてないって!準備してないって!!って思いながら、しどろもどろ話しました…。

インタビュー風景

講演会のあとは、場所を大使公邸に移してレセプション。

レセプションでの集合写真

 片江大使と       相川研究員と

最後にこの記事を借りて、在ルーマニア日本国大使館の谷口専門調査員、
ELI-NPの相川研究員の両氏に厚く御礼を申し上げます。
この大使館イベントの企画から実現、渡航準備に至るまで本当に色々と手配いただきました。

そして、私の恩師との写真を。


ELI-NPの實野先生と

實野先生は、私が工業高校卒業後に他大学の夜間に通いながら阪大レーザー研で
勤労学生をしていた18歳のときからグループリーダーとして面倒を見ていただきました。
私の大学院時代も含め、ポスドクとして他機関に移るまで、11年間、同じグループでした。

また、2016~21年にELI-NPの所長を務めた田中先生は私の博士号の主査ですし、
講演会でご一緒した兒玉先生は副査。
もう (いい意味で) ルーマニアとは腐れ縁があるんだろうな…と思っていたら、
こんなところまでやってきてしまいました。

今回のイベントで大きく意識が変わりました。
いつか、振り返ったときにこれがターニングポイントと言えるようにしていきたいです。

2026年6月20日土曜日

ExOp2026に参加

 2026年6月15~17日にかけて行われた、
ExOp2026 (Extream Optics Workshop 2026) に参加してきました。
#6月18日に別イベントがあったので海外渡航記の前半になります。

開催場所はルーマニアのELI-NP。そう、昨年見学させていただいた施設です。

ワークショップ会場

ELI (イーライ) は東欧3カ国 (チェコ、ハンガリー、ルーマニア) で実施されている、
高強度レーザー施設の国家プロジェクトです。
3カ国がそれぞれ特色のあるレーザー施設を目指していて、ルーマニアのELI-NPは
高強度レーザーに放射光を組み合わせられる実験施設というコンセプト。

組み合わせる以前に、レーザーだけでもペタワット出力を1日中出せる世界有数の施設です。
例えば1PWは、1,000,000,000,000ワットで、1兆ワットです。

火力発電所のが年間5000億キロワット時くらいらしいので、
ざっくりと日本全国の火力発電所の1秒間の出力を合わせた電力を、
ほんの一瞬の光のエネルギーにしてぶっ放せるという施設です。#表現は敢えて荒いです。

発表は6月18日の別イベントの都合でポスター発表でしたが、招待講演です。
Detection Scheme for Laser-Induced Damage by Photoacoustic Vibrationと題して、
発表させていただきました。#写真、撮り損ねた…。

内容は、会議名にOpticsと書いている通り、光学素子に関するものが多く、
三上の学位研究そのものの世界だったので、単純に楽しく過ごしておりました。

ルーマニアの伝統舞踊

上の写真はレセプションであったルーマニアの伝統舞踊。この後、参加者が巻き込まれて
輪になって踊るのですが、今年はばっちり巻き込まれて踊ってきました (笑)

次回開催は2028年

次回開催は2028年6月。参加しないという解の導き方が見えないので、参加すると思います。

相変わらず、ルーマニアの町並みは独特な荒っぽい感じもありつつ、
綺麗な町並みもあります。首都のブカレストに滞在。治安はめっちゃいいです。

 
ブカレストの町並み

ブカレストのご飯は、味付けが濃くなくて素材の味を活かしているので美味しい。

国際会議のランチ (ビュッフェ)

昨年も美味しかった、ミチ (香草をきかせた肉団子?) やサルマーレ (ロールキャベツ)、
ビネテ (なすをペースト状にしたサラダ) を食べれて大満足です。

ルーマニアのお寿司屋さん

会期中にはルーマニアの寿司バーでお寿司をご馳走になりました。
また、お酒も一緒に楽しみました。

ルーマニアのビール (ウルサス) とサケモヒート

サケモヒートは、日本酒で作ったモヒート。戦々恐々と飲んでみましたが、美味しい。
日本酒感が (いい意味で) 完全になくなって、へぇーって感じになりました。

海外出張の楽しみ

最後に、海外出張での楽しみを久々に叶えました。
海外の現地のスーパーに寄って、ホテルで宅飲みをすること (笑)

スーパーはカルフールなのでルーマニア拠点では無いですが、海外スーパーは楽しい。
晩酌メニューは、ビール2本・サラミ・カップ麺2個・ブルーベリー。
これで日本円にして1500円くらい。カップ麺が1個300円ちょいで高め。

海外で売られている日本のカップラーメンを食べてみるのが、面白くて好きなんです。

日清が、自社看板のカップヌードルでトラディショナルアジアンって味を出してたら
気になりません? (笑)
私は初めてだったのですが、味の素がOYAKATAというシリーズを出していました。
今回はカレー焼きそばをチョイス。

普通に美味しい。満足。カップ麺2個は食べすぎ?…知りません (笑)

さて、そんなこんなで前半イベントが終了。次の更新は後半のイベント。山場です。。。

2026年6月7日日曜日

第65回日本生体医工学会大会に参加

 6月5日~7日にかけて宮城県仙台市で行われた、
第65回 日本生体医工学会大会に参加してきました。

 
看板と集合写真

今年は修士2年の西野くん、修士1年の池田くんと参加してきました。

発表は1件。なんか、最近多かったので1件だと少なく感じる… (苦笑)
P1-14 疑似白色信号を用いたレーザー共鳴周波数解析の実証
〇池田 聖、西野 輝宙、三上 勝大

定期的に参加している他の国内学会は、レーザー学会、応用物理学会なので、
より臨床に近い観点を聞くのはこの学会になってきます。
医療系研究の難しさを再認識しつつ、勉強させていただきました。
…っていいながら、あっ、この技術使ってみよう…とか工学視点全開でしたが (笑)

展望台にて&緑色電気鼠

合間に仙台駅前の展望台に登ってみました。
ちなみに駅前に、某人気ゲームの10万ボルトが得意なキャラクターが緑色で居ました。
きっと、○ケット団率いるマ○ドガスやベト○トンと死闘を繰り広げたのでしょう。
どうみても、ステータスは猛毒です。

ちなみに展望台に衝撃的な注意喚起がありました。
幸運なことに、滞在中は警報の発令はありませんでした。

衝撃的な注意喚起

さて、学会の醍醐味です。
生物理工学部医用工学科ということで、生体医工学会では学科の先生をはじめ、
レーザー業界ではない方面の知り合いが多く参加されます。

昨年の福井に引き続き、今年も、学科の他研究室の先生、学生さんを含め、
仙台を味わいました。

絶対安定の牛タンと賛否両論のホヤ

仙台といえばやっぱり牛タンでしょってことで、牛タン。
そして、人の好みはそれぞれですが、私は好きです。ホヤ。

餃子とずんだシェイク

あと、何気にお店が多い餃子、時間限定でホイップが載せれたずんだシェイク。

最後に今回のMVPではなく、MVFは、学科合同飲み会の2次会でふらりと入ったお店の
お釜で炊いた白米!なんと、写真は撮り忘れ!!

美味しかった。日本人であることを再認識しました。。。

次回の学会は、9月の応用物理学会@北海道です。
まもなく予稿締切なので投稿を、そして発表にむけ一層、研究を頑張りましょう。

また、私は来週、ルーマニアです。
色々と大丈夫なのか、、、俺?と不安ではあります。どうなるんでしょうか。
とりあえず、粛々と準備を進めてまいります。

2026年6月1日月曜日

2026年度 研究室メンバー (仮) &予定

 2026年度 メンバー (仮)
博士前期課程2年 橋本 匠吾・西野 輝宙
博士前期課程1年 池田 聖
学部4年 今里 友哉・尾曲 啓介 (大学院進学予定)・中井 智量 (大学院進学予定)・北出 一護
学部3年 6月中旬 6名配属予定

2026年度 予定
・4月20~24日 OPIC2026@横浜
・6月5~7日 生体医工学会@仙台
・6月15~18日 ExOp2026@ルーマニア
        +日・ルーマニア・フュージョン・エネルギー・プラットフォーム
・8月2日 オープンキャンパス:子供科学教室@近大和歌山キャンパス
・8月上旬あたり ホームパーティ
・8月19・20日 千葉工大・山梨大 合同研究合宿@千葉工大の予定
・8月22日 オープンキャンパス:研究室公開@近大和歌山キャンパス
・8月27・28日 (採択されれば) イノベーション・ジャパン@東京ビックサイト
・9月8~11日 応用物理学会 秋季学術講演会@札幌
・9月26・27日 レーザー夏の学校@東京
・12月下旬 卒業論文発表会
・12月年末 大掃除&年末運動会
・1月18~20日 レーザー学会 年次大会 学術講演会@宇都宮
・2月上旬 修士論文発表会
・2月中旬あたり ホームパーティ
・3月16~19日 応用物理学会 春季学術講演会@東京

こう見てみると、10・11月ごろ何か飛び込んできそうな気がして怖いです。
昨年の同時期はPacific Rim Laser Damageで那須塩原、Photonics asiaで中国に行きました。

両手をあけておいて、何かあれば対応できるように、
何も無ければ一気に研究を進めていきたいですね。