2025年11月24日月曜日

論文2本が掲載されました!

 最近、2本の論文が掲載されました。

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Photoacoustic Spectroscopy-Based Detection for Identifying the Occurrence and Location of Laser-Induced Damage Using a Laser Doppler Vibrometer 
Katsuhiro Mikami, Ryoichi Akiyoshi, Yasuhiro Miyasaka
Sensors 25(21) 6643-6643 (2025)

博士前期課程2年の秋吉くんが中心となって研究を行ってくれた成果です。

レーザー装置に搭載されている鏡やレンズなどは「光学素子」と呼ばれます。
その光学素子が、自身のレーザー光によって割れてしまうなど、
壊れてしまう現象を「レーザー損傷」と呼ばれています。

このレーザー損傷を、レーザードップラー振動計を用いることで、
発生を振動強度で検出し、振動周波数でどこで発生したか?を推定する手法です。
これまでの先人たちによって、様々な装置で同様の試みが成されてきましたが、
レーザードップラー振動計を用いるだけで、単に「光をあてるだけ」で実現しています。

この論文後の成果も得られてますので、早く論文にしたいですね。
秋吉くんも卒業してしまいますし、、、

この研究は、国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
関西光量子科学研究所 との共同研究で実施されました。

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Comparative safety of stent retriever designs for intracranial atherosclerotic disease related large vessel occlusion using agarose models 
Yukihiro Imaoka, Katsuhiro Mikami, Ai Fuchita, Satoshi Ikeda, Nice Ren, Shogo Watanabe, Soichiro Abe, Tomohide Yoshie, Satoshi Namitome, Syoji Kobashi, Hirotoshi Imamura Koji Iihara
Scientific Reports 15 40952 (2025)

昨年度まで在籍していた渕田さん、学部4年の池田くんが中心となって
研究を行ってくれた成果です。

血栓が脳に詰まってしまう症例を脳卒中といい、近年、カテーテルを血栓箇所まで導入し、
直接的に取り除く機械的除去術の良好な治療成績が報告されています。
薬剤による除去に至るまで時間がかかるので、それまでの処置として威力を発揮しています。

一方で、血管が狭くなって血流が悪くなる症例は動脈硬化と呼ばれます。
この研究で対象とするのは、脳卒中と動脈硬化が併発したICAD-LVOと呼ばれる症例です。

血栓をカテーテルで掴んで抜去しようと引きずり出す際、
動脈硬化で脳の血管が狭くなっていたら?…という考えるだけで恐ろしい状況下、
どんなカテーテルのデザインが安全か?を探求した研究です。

医工連携で、工学側の私たちは模擬材料 (ファントム) と実験系を準備しました。
レーザーを全く使わない新しい領域ですが、成果になって良かったです。

本研究は国立循環器病研究センター、熊本大学医学部脳神経外科との共同研究で実施されました。

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