2020年3月13日金曜日

NSKメカトロニクス技術高度化財団 研究助成に採択されました

NSKメカトロニクス技術高度化財団 様の第10期研究助成に採択賜りました。
該当URL http://www.nskfam.or.jp/objperson/2019d_develop.html
財団様HP http://www.nskfam.or.jp/

残念ながら、コロナウイルスの影響で式典は中止となってしまいましたが、
立派な目録をいただきましたので早速、研究室に飾りました。

写真 助成金の目録 立派な額縁に入った状態でいただきました
  蛍光灯の反射が酷い…。

研究テーマは「レーザー誘起熱弾性波を用いた転がり軸受検査手法の探索」です。
「転がり軸受」は聞きなれないかも知れませんが、「ベアリング」のことです。

何か当方のレーザー技術でお役に立てないかと模索していると、
ベアリング検査で様々な種類の振動が用いられていることを知りました。
レーザーで従来技術を再現するだけでなく、高付加価値を見出そうとするものです。

研究計画は2年間。しっかりと成果を出して、さらに飛躍できるよう取り組みます。

学生さんへ

レーザー医工学研究室では、レーザー技術を使った医療機器開発を進めています。

今回の研究対象は、ベアリングです。

ベアリングの無い世の中は想像がつきますか?
車も、バイクも、電車も、エレベーターだってベアリングが無いと動きません。

しかし、医療とは無関係だと思っていませんか?
講義や実習で扱う、人工心肺や透析機のポンプには必ずベアリングが入っています。
医療機器の必須構成部品です。

一見、全然関係のなさそうなもので、もう1歩、踏み込んで見てみましょう。
きっと、気づかなかった価値観や世界が待ってくれていると思います。