2025年3月20日木曜日

2025年度 研究室スケジュール

 来年度に向けて、今、見えているスケジュールをまとめてみます。

定例スケジュール

・研究室ミーティング
週に1回 どこかで行います。例年は前期は金曜、後期は月曜。
スケジュールアナウンスと全体報告 (1~2名の進捗報告 or 学会発表練習)、その後、チームごとに順次ミーティング。
ウチは生体計測、非生体計測、データ解析の3チームに別れてて、10時開始で12~13時の間に終わり。
・新人歓迎会
前期定期試験終了後ぐらい:三上家でホームパーティです (自由参加)。
・年末大掃除&レクリエーション
大掃除はみんなで頑張りましょう。
レクは去年はスポーツ大会を実施しました。おそらく今年も? (自由参加)。
・新年会
1月上~中旬:三上家でホームパーティです (自由参加)。
・送別会
3月 国試後あたり 一昨年はボーリング・ダーツ大会~飲み会でした (自由参加)

学会スケジュール

・国際会議OPIC@横浜 (2025年4月21日~25日)
レーザー関係の内容が集まって開催される、国内最大の国際会議。
ALPSで新・修士2年の秋吉くんが口頭発表・寺内くんがポスター発表、新・修士1年の橋本くんがポスター発表、新・学部4年の池田くんがポスター発表を予定しています。
LSSEでは三上が招待講演の機会をいただいています。

・第64回日本生体医工学会大会@福井 (2025年6月5日~7日)
三上と新・修士2年 秋吉くん、松山くん、新・修士1年 橋本くん、新・学部4年 池田くん、松本さんの総勢6名で参加予定。
過去最大人数でお世話になりますが、発表準備が大変そう…と戦々恐々。
松本さんにとっては初学会発表、松山くんの発表ではウチの研究室では初めて機械学習ではなく深層学習を用いた内容、橋本くんの発表では初めて超音波領域の振動を使い出した内容…と初めてだらけで余計に戦々恐々。

・CLEO/Europe-EQEC@ドイツ・ミュンヘン (2025年6月23日~27日)
三上と新・修士2年 秋吉くんで投稿しています。採択結果は3月末なので確定ではありませんが、行けますように (祈願)。
秋吉くんにとっては初海外の予定、三上にとっても超久々 (コロナ禍以来) の海外の予定。楽しみですが、不安が結構多かったり。。。

・レーザー夏の学校@大阪・泉南りんくう (2025年9月27日~28日)
新・修士2年 寺内くんが校長として実行委員会代表。他3人も実行委員会。
レーザー学会主催の学生主体の研究合宿です。
企業さんが多数参加されるので、学生にとって就活として最高の場になってます (ウチの研究室の目線です・笑)。
また、他大学の学生さんと相対的に、自分がどうなのか?を見つめ直す、本当にいい機会になってると思います。
可能であれば、できる限り3年生以上、学生には出席して欲しい。レーザー業界に残る、残らない、興味ある、興味ない、どちらにしても実際に見聞きして判断して欲しいと思います。

・応用物理学会秋季学術講演会@名古屋 (2025年9月7日~10日)
ここらへんから、参加者は未定。
学会ラッシュの春を迎えつつ、6月の予行提出に間に合うように新しい成果を出してくれた4年生以上が参加予定。

・SPIE Laser Damage@ロチェスター (2025年10月19日~22日)
行く可能性はとても低いのですが、とても行きたいので書いておきます。
万が一、行くなら研究テーマを担っている秋吉くんを連れて行くことになります。
なぜ行きたいのか?というと、私が博士号を取得した直後、University of Rochester, Laboratory for Laser Energiticsに約1年間、研究留学でお世話になったので。
それ以来、Rochesterに行けていないので行きたい…。

・レーザー学会年次大会@大阪 (2026年1月13日~15日)
今回、三上は実行委員側でも参加予定。
年に1回のレーザーに集中した学会なので、できるだけ参加。

・応用物理学会春季学術講演会@東京 (2026年3月15日~18日)
配属直後から研究を頑張った3年生は初参加になる学会。
さて、来年度はどうなることやら…。

2025年3月19日水曜日

2024年度 研究成果まとめ

年度末ということで振り返りましょうか。
今年度の研究室の研究成果を、発表した人物毎にまとめてみます。

三上 勝大 (研究室主催・講師)

論文
・Evaluation of bone integrity around the acetabular cup using noninvasive laser resonance frequency analysis
Takuto Hatakeyama, Daisuke Nakashima, Katsuhiro Mikami, et al., 
J. Orthop. Res., 42(11) 2552-2561 (2024)
#医工連携のダブルコレスポ (責任著者2人で設定、三上は工学側の責任著者)

慶大医学部 (整形外科) 様との共同研究成果。
臨床試験での成果第一号。実際の手術室で得られたレーザー振動波形がインプラント設置位置の骨情報を含んでいることを報告しています。
最終的には、設置強度・安定性の評価に持っていきたいのですが、その前段階。

・Evaluating stiffness of gastric wall using laser resonance frequency analysis for gastric cancer 
Tasuku Furube, Daisuke Nakashima, Satoru Matsuda, Katsuhiro Mikami, et al.,
Cancer Sci.,  116(1) 143-151 (2024)
#医工連携のダブルコレスポ (責任著者2人で設定、三上は工学側の責任著者)

慶大医学部 (上消化器外科) 様との共同研究成果。
最近、よく発表している内容です。ガンはしこりのように硬くなる (柔らかくなる場合もある、特に転移する場合)。
その硬さをレーザー照射によって判断して、検出しようという試みです。

学会発表 (登壇分のみ)
・Investigation of elastography for soft tissue by laser-induced photo thermal elastic wave 
OPIC ALPS2024
・軟性力学ファントム作成に向けたレーザー粘弾性計測手法の検討 
第85回応用物理学会秋季学術講演会
・レーザー誘起熱弾性波による胃がん診断に向けた非臨床試験
レーザー学会学術講演会第45回年次大会
・可聴領域の光音響振動を用いた非臨床試験 胃がん検出の実証
第72回応用物理学会春季学術講演会
・その他 共著20件

秋吉 諒一 (博士前期課程1年)

主に、(国研) 量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所 様との共同研究を担当してくれています。

学会発表 (登壇分のみ)
・Detection of laser-induced damage onset by the vibration
OPIC ALPS2024
・振動検知手法による異なるパルス幅におけるレーザー損傷検出
第85回応用物理学会秋季学術講演会
・レーザー誘起振動による光学素子損傷のリアルタイムセンシング手法
第9回フォトニクスワークショップ
・レーザー誘起振動を用いた損傷検出における照射パルス幅の影響
2024年度 電気学会関西支部 若手研究発表会 #奨励賞 受賞!
・短パルスレーザーによる損傷発生検知性能の向上
レーザー学会学術講演会第45回年次大会
・MHz帯域振動検知によるレーザー損傷の事前検出
第72回応用物理学会春季学術講演会

寺内 玲碧 (博士前期課程1年)

主に、(株) オプト・システム 様との共同研究を担当してくれています。

学会発表 (登壇分のみ)
・半導体チップのレーザー破断検査における振動動態解析
第85回応用物理学会秋季学術講演会
・レーザーを用いた微小半導体チップの非破壊検査における振動動態解析
第9回フォトニクスワークショップ
・半導体チップのレーザー振動を用いた非破壊検査および解析
レーザー学会学術講演会第45回年次大会

松山 哲也 (博士前期課程1年)

主に、慶大医学部 (整形外科) 様との共同研究を担当してくれていますが、AI・機械学習担当として研究室のほぼすべての解析に大なり小なり手伝ってもらってます。

学会発表 (登壇分のみ)
・Estimation of Bone Density by Machine Learning with L-RFA data
OPIC ALPS2024
・レーザー共鳴振動周波数解析と機械学習を用いた骨密度推定
第63回日本生体医工学会大会

橋本 匠吾 (学部4年生・大学院進学予定)

主に、慶大医学部 (整形外科) との共同研究を秋ごろまで担当してくれていましたが、現在は新たな計測アプローチを切り拓くために実証試験に取り組んでくれています。

学会発表 (登壇分のみ)
・スクリュータップL-RFAによる整形外科インプラントの設置骨評価
第63回日本生体医工学会大会
・レーザー誘起振動解析による整形外科インプラントの固定力評価
第72回応用物理学会春季学術講演会

渕田 藍 (学部4年生)

主に、国立循環器病研究センター 様との共同研究を担当してくれていました。来年度からは他研究室に移籍。健闘を祈る。

学会発表 (登壇分のみ)
・悪性腫瘍硬度診断を目標としたPVAの架橋物質を用いた粘弾性特性の評価
第63回日本生体医工学会大会
・レーザー計測を併用した血栓模擬材料の作製
近畿臨床工学技士会2024

池田 聖 (学部3年生)

主に、慶大医学部 (上消化器外科) との共同研究を担当してくれていますが、配属直後は解析担当として国循様との共研にいきなり参画してひと仕事してくれました。来年度は本格的に機器制御担当を研究室内で立ち上げる予定で、彼に任せます。

学会発表 (登壇分のみ)
・病理診断画像を用いたレーザー共鳴周波数解析への影響評価
第72回応用物理学会春季学術講演会

-------------------------

以上。…なんか、大学の研究室というよりベンチャー企業みたいです。
大学院進学を目指す人は、基本的にどこかと共同研究をメインに頑張ってもらうか、研究室の新しい技術を切り拓いてもらうか。

学部卒の人は、希望する進路と相談して研究内容を決めています。
もちろん、必要最低限で完了させる人も居れば、大学院に残ってくれたらいいのに…と思うくらいバリバリする人もいます。

要するに、ウチは完全オーダーメイドです。

少なくとも決めているルールは、所属学生同士で一緒に行うチーム研究はしません。先輩から引き継ぎだったとしても、装置を引き継ぐだけで微妙にテーマは変えるので、自分が研究をしない限り何も成果は生まれないというスタンスは徹底します。

なので、各々は研究を進めるためのツールを教え合ったり、解析方法を相談して協力することはあってもデータ共有はせずに協力する形をとります。

これが良いのか悪いのか分かりませんが、自力を鍛えてほしくて。あと、直接的に自分の成果に関係の無いテーマに首を突っ込んで、勉強する大切さも知ってほしくて。もちろん、三上が手を広げすぎていて人手が足りない!ということもあります… (苦笑)

2025年3月17日月曜日

2025年 第72回応用物理学会春季学術講演会で発表

2025年3月14~17日に開催された、第72回応用物理学会春季学術講演会で
口頭3件、ポスター1件の研究成果発表を行いました。

4日間の参加で、合間の2日間は生憎の雨でしたが、内容は充実していました。

学会開場前にて集合写真

[15p-K306-6]
可聴領域の光音響振動を用いた非臨床試験胃がん検出の実証
〇三上 勝大1、古部 快2、畠山 拓人2、松田 諭2、中島 大輔2 (1.近大生物理工、2.慶大医)

[15p-K306-7]
レーザー誘起振動解析による整形外科インプラントの固定力評価
〇橋本 匠吾1、三上 勝大1、松山 哲也2、畠山 拓人3、名倉 武雄3、中島 大輔3 (1.近大生物理工、2.近大大学院生体システム工、3.慶大医)

[16a-P03-13]
病理診断画像を用いたレーザー共鳴周波数解析への影響評価
〇(B)池田 聖1、三上 勝大1、古部 快2、畠山 拓人2、松田 諭2、中島 大輔2 (1.近大生物理工、2.慶應医)

[14p-K309-4]
MHz 帯域振動検知によるレーザー損傷の事前検出
〇秋吉 諒一1、三上 勝大1、宮坂 泰弘2 (1.近大生物理工、2.量研関西研)

三上はレーザー学会に続き、慶應義塾大学医学部 (上消化器外科) との
レーザーを用いた非臨床試験の研究成果を報告しました。

池田くんは学部3年 (4月から4年) で初学会。解析系を担当してくれており、
今回は三上が発表した胃がんに対する病理検査の染色画像について解析してもらいました。
※実は、別の診療領域の画像解析も行ってもらって2テーマ目だったります…。

橋本くんは学部4年 (4月から修士1年) で初の口頭発表でした。
慶應義塾大学医学部 (整形外科) との共同研究成果を発表してもらいました。

秋吉くん (修士1年、4月から2年) は…、もうお馴染みです (笑)
医療と異なり、ハイパワーレーザー装置用の光学素子に関する内容で、
国研との共同研究成果を発表してもらいました。

ポスター発表における池田くんの勇姿

口頭講演では写真は撮れないので割愛しましたが、どの発表でも活発な
ご議論をいただくことができました。指導教員の立場からすると、自分で発表したほうが
どれだけ楽か… (笑)

関東開催なので、地元の名物!という方針ではなく、めったに食べれないものを!の
精神で楽しんできました。


美味しかったハワイアン
ソフトシェルクラブ・バッファローウイング
アボガドナッツ炒め・ハワイアンビール

レストランにて

関東にある美味しいジンギスカン屋さんと男だらけのお洒落な (?) 2次会

次の学会発表は4月下旬の国際会議 (OPIC・ALPS, LSSE) になります。
三上と学生4名が参加予定。英語なので、また大変です…。思いやられる…。

近々、改めて来年度の行事予定をまとめていこうかと思います。

2024年度 電気学会関西支部 若手研究発表会 奨励賞受賞

少し、更新が遅れてしまいましたが、2024年12月22日に行われた
電気学会関西支部 若手研究発表会において、秋吉くんが奨励賞を受賞しました。


講演番号:#45
発表題目:レーザー誘起振動を用いた損傷検出における照射パルス幅の影響
発表者:秋吉諒一 1), 三上勝大 2), 宮坂泰弘 3)
所属:1) 近畿大学大学院生物理工学研究科 2) 近畿大学生物理工学部 3) 量子科学技術研究開発機構

この発表会は、従来行われていた電気関係学会関西連合大会が発展して開始された、
初開催の研究発表会です。レーザー応用に関する部門で、初開催、初受賞です。

現在、修士1年の秋吉くんは学部4年生のころから単独で共同研究先の
国立研究所に滞在して実験するなど精力的に頑張ってくれています。

資料作成能力、発表スキルが伴ってきたら…と思っているところで、
少しずつですが実力がつき、対外評価も伴ってきた様子です。
ここまで来たらあと1年、引き続き、頑張ってもらいましょう。

電気学会 関西支部HP 受賞者一覧

近畿大学生物理工学部 トピックス